建築の話

建築の話 · 14日 6月 2018
祖母の家で昔から使われてきた茶箪笥を金子古家具店さんにきれいにリペアして頂き、わが家の新しい仲間として加わりました。 子供たちはたくさんの引出しや細工、存在感のある佇まいに興味深々なのですが、私にとってこの家具は記憶と今を繋ぐタイムカプセルで、大好きだった祖母や従兄弟たちと過ごした少女時代の楽しい記憶そのもの。...
建築の話 · 01日 12月 2017
実家の庭にある樹齢100年の樫の木を伐採することになりました。樫は乾燥すると割れやすく使い道が少ないので廃棄処分すると言うのですが、これは何としても別の形にして残さねば!と山岸木材工業さんにアポなしで押し掛けました。今は数少ない町場の製材所でカットする様子を見せてくれました。トロッコのような台車に材を乗せて、鋸の刃のついた機械の脇を前後に動かし切っていきます。木材プレカット工場や家具工場、イタリアのチップボード工場、プラスチック工場で色んな機械を見てきましたが、これは始めてでした。機械を使いこなす2人(社長とベテラン社員さん)の息ピッタリの作業にも感動しました。
建築の話 · 22日 11月 2017
大学時代の同級生の田中くんがコミュニケーションプランに興味を持ち記事を書いてくれました。渋谷区で店舗や住宅、オフィスの内装を専門とした工務店を経営する田中くん。建築業界では消費者保護の観点から設計監理という立場に立たされるため、設計者は施工現場で孤独と闘う事になります。そんな過酷な環境に慣らされているため、こんな温かい文章を書いてもらえると救われます。まだまだ女性が働くには厳しい業界ですが、男性の立場から育児と仕事の両立について発言してもらえるだけでも、励みになります。
建築の話 · 29日 8月 2017
ヒルナンデスの放送後、キッチンのシンク上の物干について詳細をおしえて欲しいというメッセージを数件頂いたのでご紹介します。 カワジュンのランドリーハンガー2本を天井下地のある部分に固定し、間のステンレスパイプはホームセンターで購入しました。...
建築の話 · 22日 6月 2017
コミュニケーションプランのヒアリングシートに「あなたの住まいの体験をおしえてください」という項目があります。ふと自分の住まいの体験も振り返ると、不思議な事に、それが全部、設計に現れてくるようなのです。...
建築の話 · 08日 6月 2017
自分は温泉、銭湯好きである。学生時代には石山修武さんが都市の再生という課題を出した時、銭湯の改修を提案した。また、温浴施設の設計を手がける事務所で働いていた事もあり、よく見学を兼ねて風呂に入りにでかけて行った。石や檜を使い、庭や大自然に開かれた野天風呂の図面や写真やらを見続けて、自分もいかに快適な浴場空間を作るか、思いを巡らせる事もあった。 自分の実家は祖父が事業で一旗揚げ、当時近所では成金屋敷と噂されるほどで、鉄骨とモルタルを組み合わせた近代的な家だった。浴室はタイル張りのFRP浴槽で、50年前当時では広い洗い場とシャワー付で最先端のものだった。けれど、忙しく掃除が苦手な母のせいでタイル目地は黒カビだらけ、敷きっぱなしの足拭きマットの下には白アリが巣を作り、さらに一般的な給湯設備では物足りず、妙に人の使わない物を使いたがる父が選んだボイラー式の給湯設備のせいで、築15年後にはとても奇妙な風呂になっていった。高校生まで7人家族で最後の湯に浸かるのは自分だったが、よくあんな風呂に辛抱したものだ、と思う。 その後、一人暮らしの時代はユニットバスの中にトイレが付属していて、ゆっくり入れる風呂なんて夢の代物だった。けれど真っ白で掃除がし易く、防水がしっかりしたユニットバスの便利さは体感できた。 毎日、掃除をしても汚れがたまり、カビが発生する浴室。キレイを維持するには手入れが欠かせない。では一体だれが?我が家では自分しかいないのである。母の二の舞になってはいけないが、果たしてちゃんと掃除できるのか。 自宅を設計する際に、在来工法で素敵にタイル貼りする事やハーフユニットで天井にサワラを使うのも考えたが、祖母の家で檜の浴槽が朽ちていくのを見たり、実家の在来工法でもメンテナンスが悪い為に悲惨な状況になったのを見ると、ユニットバスでも、毎日清潔に掃除され、いつでも給湯可能なガス給湯機、それで十分だと、Panasonicのユニットバスに決めた。 幸い、北側の窓からの眺めは最高で、夕焼けも眺められる。透明な強化ガラスのドアのお陰で子供達だけでも安心して入れる。 子供たちは水鉄砲で遊び、天井や壁やらドアやら、あちこちに水をかけても、寛容でいられる。
建築の話 · 31日 1月 2017
 昨今、家庭での水耕栽培が注目されるが、我が家でもユーイングが製造する中型水耕栽培器を利用する機会に恵まれた。ダスキンが販売、種子のお届けサービスを行っている。
建築の話 · 17日 9月 2016
数十年前ならば結婚=どちらかの実家に入る、が普通でしたが、現在はとりあえず賃貸物件で2人の生活をスタートするのも一般的になっています。あるいは家族が増えるのを見越して広めの住まいを準備しておく人もいるかもしれません。育児に追われながらの家探し、引越しはかなりの負担になるので、早めに住まいを決定するのは賢い選択とも言えます。しかし、家族計画が想い通りにいかないケースもあり、実際に生活してわかる事も多くあります。ある程度長期の見通しが立った所で決断をしても遅くはありません。 めでたく出産を迎え、赤ちゃんが誕生すると、がらりと生活リズムが変わります。それまで夫婦の寝室1つで良かったはずが、昼夜問わず寝て起きるのを繰り返す赤ちゃんと、お世話するママ。一方でそれまでと変わらずに仕事にいかなければならないパパとでは、寝室を分けたくなるのが実情です。さらに兄弟が産まれ家族が増えると、その思いは深刻になってきます。必然的に、住まいについて決断を迫られてきます。この時期の住まいづくりは大変ですが、子育てに奮闘しながら、家族構成や生活スタイルなど、確定していく部分も多くあり、夫婦間である程度の価値観が共有されてくるので、同じ意識を持って住まいづくりをできるというメリットもあります。決断するタイミングは様々ですが、子供の小学校入学までに、というのが大きな節目のようです。 場所の選び方も変わってきます。夫婦2人の生活では、職場との距離を最優先して住まいを探すケースが多いのではないでしょうか。しかし子育てとなると安全に生活するために車の往来の激しさや、買物のしやすさ、公園、保育園、幼稚園や小学校までの距離なども考慮に入れる必用が出てきます。また子育てには周囲の力添えが欠かせません。それぞれの両親の家との距離や、自治体の子育てへの協力度も優先順位があがってきます。 住まいづくりを夫婦だけの問題とせずに、おじいちゃん、おばあちゃんと同居して、みんなで協力し合って子育てをするという選択肢もあります。余裕があれば玄関やキッチン、浴室を別にする二世帯住宅にすると、お互いに気を遣わずに居られる時間が持てます。 子育てと介護は家族だからこその重要なテーマで、住まい方も大きく関わる問題です。子供の成長を見守り、思い出を刻み込む家。色々な情報を集める事も大切ですが、まず家族や親戚間で話し合う機会を持つことが、最善の住まいづくりの近道になるかもしれません。
建築の話 · 30日 7月 2016
家づくりをスタートしてショールームや展示場を巡ると、ステキな広々リビングやきれいなシステムキッチンなどに目が行き、理想の生活がどんどんふくらんでいきます。そのイメージを取り払って現実の生活を冷静に見つめ、ショールームには無いけれど、家に必ずある物、それを改めて一から考えるのは容易ではありません。...
建築の話 · 16日 6月 2016
東京上野にある国立西洋美術館が開館したのは1959年、コルビュジェは71歳です。17歳から設計をスタートし77歳でこの世を去るまでさまざまな建築を手がけた彼の晩年の作となるこの作品には、いったいどのような思いが込められているのでしょうか。コルビュジェの生涯をたどると共に、彼の当時の設計思想を照らし合わせて読み解いてみましょう。

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