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Y邸コミュニケーションプラン

コミュニケーションプラン
コミュニケーションプラン
今回は世田谷区に親子3人でお住まいの女性から、中古のコーポラティブハウスの購入を検討しているとご相談がありました。テラスハウス物件の下階の洋室2部屋の間仕切りを変更して、ベッドが置ける最低限の広さを確保した上でクローゼットを追加可能か検証してほしいというご依頼です。
今回は2パターンご提案しました。購入のネックになっているのは左側居室の中央部に躯体柱があり、使い勝手が想像しにくい点と、右側の居室は1つで充分な所に2枚ドアが並んでいる点でした。実際の使い勝手を検証するため、一般的なサイズのベッドをそれぞれ1台ずつ、今後お子さんが就学する頃には必用になるであろう机や棚、自宅でお仕事をするための書斎スペースもレイアウトし、余ったスペースを部屋の形状にあわせてクロゼットにしました。

日本の一般的な家庭ではお子さんが小さい間はお母様と一緒に主寝室で休み、帰宅の遅いお父様が一人で子供室で休むというスタイルが数年間は続くと思いますので、主寝室と子供室を個室にせずインナーテラスでゆるやかに繋ぎ、家族一緒にフレキシブルに両室を使うご提案もしています。

また、各部屋の面積にゆとりがある一方、全体的に見て共用の収納スペースが不足している感があったので、撤去を検討中のドアはそのまま使い、W.I.C.や納戸をご提案しました。

コミュニケーションプランの作成は、世間一般的に見ると本当に隙間産業的な仕事です。けれど、住まいを造る人、売る人、買う人の間にはずいぶん大きな隙間がある気がします。それは溝と言っても良いのかもしれません。何百万、何千万の大きな買物にも関わらず、決断の時期は短く、判断する十分な情報を得るのは至難の業です。
今後は中古物件がますます多く流通する世の中になるため、今回のように購入前に具体的なプランを提示する重要性は増すのではないでしょうか。納得のいく買物をしてもらうために、より良い暮らしを実現できるように、今後もお手伝いができればと思っています。