栽培する照明器具

水耕生活
水耕生活
 昨今、家庭での水耕栽培が注目されるが、我が家でもユーイングが製造する中型水耕栽培器を利用する機会に恵まれた。ダスキンが販売、種子のお届けサービスを行っている。
 自分の実家は稲作農家なので、初夏の種まき、適度に育った苗の田植え、秋の収穫など一年を通して太陽の恵みで植物を栽培するという経験は幼い頃から馴染みがあった。しかし水耕栽培の経験は初めてだった。
 最初はその目新しさに子供たちも喜び、南面窓からの日光が届き、家の中心にあるキッチンカウンターに設置した。点灯時間は標準16時間とされているので、朝6時から夜10時までに設定。5月の温かさと日光の恩恵を受けてその時育てた水菜やカラシナはとてもよく成長した。しかし、収穫をして1サイクル終えると、何となく疲れてしまった。理由は太陽光と同じだけの効果を持つLED照明がまぶしすぎるのと、空気と水を循環させるポンプの音が気になるためだ。次のサイクルに入る前に、別の場所に移動する事になった。
 その予期せぬ威力を発揮したのは、玄関に設置してからだった。(写真左上)点灯時間を今度は暗くなる夕方4時から翌朝7時までに設定変更した。帰宅して玄関を通るときはもちろん、玄関と連続した廊下にも光が広がるので、トイレやユーティリティに行くのも電気をつける必用がなくなった。(写真中央)タイマー機能がついているおかげで、外出時も防犯灯として役立ち、夜の長い冬場は特に重宝した。(写真左)
 設置するのは寝室やリビングなど、人が長時間滞在する「居室」ではなく、玄関や廊下、洗面所などスポット的に利用する「非居室」の方がおすすめだ。
ランニングコストは一ヶ月約350円。お手入れは月に一度、収穫・機器の洗 浄・種まきをする事で、あわせて20分ほどの作業だ。
 家庭でのエネルギー消費を抑制するために、省エネ指向が高まり、LED照明が一般化しつつある。ガスや電力をハイブリッドに活用するための設備機器が登場している。そんな中で夜間照明を栽培エネルギーと兼用するという発想は、とても理にかなっていて新しい発見だと思う。今後、新築やリフォームの提案に盛込んでみる価値ありだという気がしている。